今日は風が強いので、お店の幟が立てられないでいます。
こんにちは。女将のみんこです。

ブログの書き込み3回目の今日は、少し私の趣味についてお話させていただきます。

「廃墟萌え」「工場萌え」などなど、古かったり大きかったりする建築物が注目されつつあるこのごろ。
かく言う私も廃墟・産業遺産マニアの一人です。

遺構を求めてママチャリで北九州市を横断(約60キロ)したことも(笑)


当店のある北九州市は近代工業発展の都市として栄えてきました。この「海辺に工場、振り返れば山」という環境のこの街は、私の原風景なのです。
ママチャリで市内を走り回ると、住宅地の中に鉄道用のレンガ橋が残っていたり、旧5市時代(約50年前)の戸畑、八幡、門司、小倉の市章入りマンホール蓋を足元に見つけたりと、昔それを作った人の息吹や時代が感じられるのでした。

しかし近年、老朽化や区画整理で取り壊されるものも少なくありません。


その一つが上の写真の「折尾駅ねじりまんぽ6連橋」。


レンガで造られた鉄道用の橋ですが、ねじりまんぽというのがまた珍しく、
トンネルをくぐった人を過去に引きずるかの如く、
頭の上から出口までレンガがねじれて渦を巻くように組み立てられているのです。(サランラップやトイレットペーパーの芯を想像するとわかりやすいかな。)

今ではねじりまんぽの組み方ができる人はいないそうです。

「街の進化」と言ってしまえばそれまでですが、進化の過程を忘れては進化は出来ないと思うのです。どうか取り壊さないでほしい。惜しい。切に願う産業遺産マニアなのです。(みんこ)